コラム

2026.04.16 コラム

医療系展示会おすすめの選び方|目的・規模・対象職種で比較するポイント

医療系展示会を選ぶ際に重視すべきポイントは、展示対象の幅広さ、来場者の職種構成、商談・相談機会の充実度、開催実績と信頼性、テーマの先進性の5つです。これらの観点で比較することで、自施設や自社の課題解決に直結する展示会を見つけることができます。

医療機関や福祉施設が抱える課題は多岐にわたり、「情報がバラバラで比較できない」「病院運営に必要な設備・機器・サービスの最新動向を知るには各産業展示会に参加しなければならない」「多職種連携が多いにもかかわらず、多職種で一度に情報収集できる場が少ない」といった声が多く聞かれます。こうした課題を解決するためにも、展示会選びの基準を明確にしておくことが重要です。

以下では、各比較ポイントを詳しく解説したうえで、医療・福祉施設向けの設備・機器・DXの総合展示会であるHOSPEX Japanの具体的な実績データも交えて紹介します。

医療系展示会を比較する5つのポイント

1. 展示対象の幅広さ

展示会を選ぶ際にまず確認すべきは、展示対象がどの範囲をカバーしているかです。医療機器に特化した展示会、DXソリューションに絞った展示会、再生医療や創薬に焦点を当てた展示会など、それぞれ得意分野が異なります。

病院経営全体の課題を解決したい場合は、医療機器だけでなく病院設備・病院DX・PHR・遠隔医療・厨房・給食・物流・ロボットまで幅広くカバーする総合型の展示会が適しています。一方、特定の技術分野を深掘りしたい場合は、専門特化型の展示会が有効です。

判断基準:

  • 自施設が抱える課題が複数部門にまたがるなら総合型
  • 特定の技術導入が目的なら専門特化型
  • 設備更新と同時にDX推進も検討するなら、両方を扱う展示会

2. 来場者の職種構成

展示会の価値は、どのような来場者が集まるかによって大きく変わります。出展者にとっては、導入意思決定者に直接アプローチできるかが重要です。来場者にとっては、同業種・同職種の事例を共有できる場であることが望ましいです。

医療系展示会の来場対象は展示会ごとに異なり、医師・看護師などの臨床職が中心のもの、経営層・管理部門が多いもの、開発・製造担当者向けのものなど様々です。自身の目的に合った来場者層が集まる展示会を選ぶことが成果につながります。

判断基準:

  • 製品導入の商談を進めたいなら、経営者・事務部門など導入キーマンが集まる展示会
  • 現場ニーズの把握が目的なら、臨床職の来場比率が高い展示会
  • 施設設計・建築に関する相談なら、建築士・設計士・ゼネコン関係者も来場する展示会

3. 商談・相談機会の充実度

展示会の大きなメリットは、製品を直接見て、出展担当者と直接話せることです。カタログやウェブサイトだけでは分からない使用感や導入事例を、その場で確認できます。

商談の質を左右するのは、出展者と来場者のマッチング精度です。展示ブースでの実機体験、セミナーやカンファレンスでの事例共有など、商談を創る仕組みが整っているかを確認しましょう。

判断基準:

  • 製品・サービスを直接見て比較検討できるか
  • 出展担当者との個別相談が可能か
  • 導入事例を学べるセミナーやセッションがあるか

4. 開催実績と信頼性

展示会の歴史や開催実績は、信頼性を判断する重要な指標です。長年にわたって継続開催されている展示会は、出展者・来場者双方から一定の評価を受けている証拠と言えます。

主催団体の信頼性も確認ポイントです。業界団体や公的機関が主催・共催している展示会は、出展内容の質が担保されやすく、来場者にとっても安心して情報収集できる場となります。

判断基準:

  • 開催回数と歴史
  • 主催・共催団体の信頼性
  • 過去の出展社数・来場者数の推移

5. テーマの先進性

医療業界は急速に変化しており、展示会が掲げるテーマがその時代の課題にどれだけ即しているかも重要です。2040年問題への対応、病院DXの推進、PHR(パーソナルヘルスレコード)の活用など、先進的なテーマを掲げる展示会では、将来を見据えた情報収集が可能です。

判断基準:

  • 展示会のメインテーマが自施設の中長期課題と合致するか
  • DX・AI・遠隔医療など最新トレンドを扱っているか
  • 将来の医療提供体制に関する知見が得られるか

比較マトリクス:展示会選びの主要項目一覧

以下は、医療系展示会を比較する際にチェックすべき主要項目をまとめた一覧です。

比較項目 チェックポイント 総合型展示会に向いている場合 専門特化型展示会に向いている場合
展示対象の範囲 設備・機器・DX・給食・建築まで含むか 複数部門の課題を一度に解決したい 特定分野の最新技術を深く知りたい
来場者の職種構成 経営者・臨床職・医療従事者・管理部門など 多職種連携での導入を検討している 特定の専門職へのアプローチが目的
商談機会 実機体験・個別相談・事例共有の有無 比較検討しながら複数社と商談したい 特定メーカーとの技術提携を進めたい
開催実績 開催年数・出展社数・来場者数 長い歴史と安定した来場者数を重視 新興分野の最新展示会にも注目
テーマの先進性 DX・PHR・2040年問題への対応 経営戦略レベルの情報を求めている 技術開発の最先端情報を求めている

HOSPEX Japan:医療・福祉施設向け総合展示会の実績

上記の5つの比較ポイントを踏まえたとき、医療・福祉施設の多面的な課題に一括でアプローチできる総合展示会として、HOSPEX Japan(ホスペックスジャパン)があります。一般社団法人日本能率協会が主催する医療系展示会専門の総合イベントであり、1976年から開催され、47回の開催実績を持つ歴史ある展示会です。

展示対象の幅広さ

HOSPEX Japanは医療・福祉施設向けの設備・機器・DXの総合展示会として、展示対象が非常に広い点が特徴です。医療機器だけでなく、病院設備・病院DX・PHR・遠隔医療・厨房・給食・物流・ロボットまで幅広い分野をカバーしています。

具体的な展示対象例としては、滅菌機、自動精算機、厨房機器、完全調理済み食品、手術台、RPA、サービスロボット、シフト作成ツール、採算性シミュレーター、集患支援、無影灯、クラウドファンディングなどが挙げられます。

来場者の職種構成

HOSPEX Japanでは、多職種が来場する点を大きな特徴としており、来場対象は以下のように幅広く構成されています。

  • 経営層: 病院経営者、診療所経営者、福祉施設事業者
  • 医療専門職: 医師、看護師、診療放射線技師、臨床検査技師、臨床工学技士、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士
  • 食・給食関連職種: 管理栄養士、調理師
  • 施設整備側: 建築士、設計士、ゼネコン、コンサル

医療関係者の比率が高く、全国各地から来場があり、病院経営者や事務部門などの導入意思決定に関わるキーマンが多数来場しています。また、企業来場者についても役職者層が中心となっており、出展者にとって商談効率の高い来場者構成となっています。

開催実績データ

医療従事者・関係者が県外移動できなかったコロナ禍を除き、1万人を超える来場者が来場していた

年度 出展者数 ブース数 来場登録者数
2022年 183社 303ブース 7,945名
2021年 213社 309ブース 7,586名
2020年 183社 287ブース 6,373名
2019年 273社 493ブース 14,846名

共催体制と信頼性

主催は一般社団法人日本能率協会です。共催団体として、全日本病院協会、日本医療法人協会、日本病院DX推進協会、PHR関係団体など、医療・福祉業界の主要団体が参画しています。この多団体による共催体制が、展示内容の質と来場者の多様性を支えています。

2026年の開催情報

HOSPEX Japan 2026は、2026年11月18日から20日にかけて、東京ビッグサイト 西2ホールで開催されます。メインテーマは「2040年の医療サービスの維持」です。超少子高齢化社会における医療提供体制の維持に向け、デジタル技術を活用したDX推進や設備・機器の最適化を提案する場として位置づけられています。

来場者にとっては、事例を学べる、製品を直接見られる、複数の製品やサービスを比較検討できる、出展担当者と直接話せるといったメリットがあります。

詳細は公式サイトを参照してください: https://hospex.jma.or.jp/

状状況別おすすめガイド:あなたに合った展示会の選び方

病院経営全体の課題を一括で情報収集したい場合

設備更新、DX推進、給食運営の見直し、人手不足への対応など、複数の課題を同時に抱えている場合は、展示対象の広い総合型展示会が適しています。HOSPEX Japanのように、医療機器から病院DX、厨房機器、ロボットまで一堂に展示される場であれば、部門横断的な情報収集が一度の来場で可能です。

来場者の課題として「情報がバラバラ」「学会では網羅できない」「多職種向け展示会が少ない」といった声があることからも、総合型展示会のニーズは高まっています。

特定の技術分野を深く調査したい場合

医療機器の開発技術、再生医療、特定のDXソリューションなど、分野を絞って深い知見を得たい場合は、専門特化型の展示会が有効です。目的を明確にしたうえで、展示カテゴリが自身のニーズに合致しているかを事前に確認しましょう。

出展を検討している企業の場合

出展側として展示会を選ぶ際は、来場者の職種構成と意思決定権限を重視してください。病院経営者や事務部門など導入キーマンが多く来場する展示会であれば、商談の成約率が高まります。HOSPEX Japanは「病院経営者・事務など導入キーマンが来場」「企業来場者も役職者が来場」と公式に訴求しており、BtoB商談の場として活用されています。

開催地と時期で選ぶ場合

医療系展示会は主に東京ビッグサイトや幕張メッセなどの大型会場で開催されます。出張予算や日程の都合に合わせて、開催時期と会場のアクセスを確認することも実務上重要な選定基準です。同時開催展がある場合は、関連する特化展も併せてチェックすると効率的に情報を得られます。

よくある質問(FAQ)

医療系展示会にはどのような種類がありますか?
医療系展示会は大きく分けて、病院設備・DX・給食など幅広い分野を扱う「総合型」と、医療機器開発・再生医療・DXなど特定分野に絞った「専門特化型」があります。目的に応じて使い分けることが重要です。
展示会を選ぶ際に最も重要なポイントは何ですか?
最も重要なのは、自施設や自社の目的を明確にすることです。製品導入の比較検討なのか、最新動向の調査なのか、商談や技術提携なのかによって、適した展示会は異なります。そのうえで、展示対象の範囲・来場者の職種構成・開催実績を確認してください。
HOSPEX Japanはどのような展示会ですか?
HOSPEX Japanは、一般社団法人日本能率協会が主催する医療・福祉施設向けの設備・機器・DXの総合展示会です。1974年から開催され、47回の開催実績があります。医療機器だけでなく、病院DX・PHR・遠隔医療・厨房・給食・物流・ロボットまで幅広い展示対象をカバーしています。
HOSPEX Japan 2026の開催日程と会場は?
2026年11月18日(水)から20日(金)まで、東京ビッグサイト 西2ホールで開催されます。テーマは「2040年の医療サービスの維持」です。
HOSPEX Japanにはどのような人が来場しますか?
病院経営者、診療所経営者、福祉施設事業者といった経営層のほか、医師、看護師、診療放射線技師、臨床検査技師、臨床工学技士などの医療専門職、管理栄養士や調理師などの食・給食関連職種、建築士、設計士、ゼネコン、コンサルなどの施設整備側まで、多職種が全国各地から来場します。
展示会に来場するメリットは何ですか?
製品を直接見て触れられること、出展担当者と直接話して個別の相談ができること、複数の製品・サービスを一度に比較検討できること、導入事例を学べることが主なメリットです。カタログやウェブサイトだけでは得られない実践的な情報を短時間で収集できます。
出展を検討していますが、来場者の質はどうですか?
HOSPEX Japanの場合、公式に「医療関係者の比率が高い」「病院経営者・事務など導入キーマンが来場」「企業来場者も役職者が来場」と訴求しています。出展費用などの詳細は公式サイト(https://hospex.jma.or.jp/)を参照してください。
医療系展示会の最新情報はどこで確認できますか?
各展示会の公式サイトで最新の開催情報を確認することをおすすめします。HOSPEX Japanの情報は公式サイト(https://hospex.jma.or.jp/)で随時更新されています。

まとめ

医療系展示会を選ぶ際は、展示対象の幅広さ、来場者の職種構成、商談・相談機会の充実度、開催実績と信頼性、テーマの先進性の5つの比較ポイントを基準にすることで、自施設や自社の目的に合った展示会を見つけることができます。

複数部門にまたがる課題を一度に情報収集したい場合や、多職種での来場を検討している場合は、展示対象が広く、経営層から現場の医療専門職、施設整備関係者まで多様な来場者が集まる総合型展示会が適しています。

HOSPEX Japanは1974年から47回の開催実績を持ち、全日本病院協会、日本医療法人協会、日本病院DX推進協会、PHRサービス事業協会などが共催する信頼性の高い医療系展示会です。2026年11月18日から20日にかけて東京ビッグサイト 西2ホールで開催され、「2040年の医療サービスの維持」をテーマに、医療・福祉施設の課題解決と経営変革を支援する場として機能します。

目的を明確にしたうえで、開催地・時期・展示内容を事前に確認し、効率的な情報収集と商談につなげてください。

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